海風想

つれづれなるままの問わず語り

つぶやき

”地元”って何だろう?

「地元」って何だろう。最近友人と地元の話になって、そういえば自分の「地元」って何だろうと、改めて考えてみたが、考えれば考えるほど、自分には「地元」と呼べるものはないのではないかという気になってくる。 「地元」という単語を辞書で引いてみると、…

図工の先生の話。

それは「美術」ではなく「図工」の時間だった。 そう、「図工」。小学校の時は、美術の時間を図工と呼んでいた。図画工作、の略だろう。工作はともかく絵画は得意だった私は、4年生くらいまでは図工の時間が大好きだった。アイディアは無限に生まれ、描けば…

Twitterの”加害性”について

『誰も守ってくれない』という映画があった。 志田未来演ずる少女の日常が、兄が凶悪犯罪を犯したことをきっかけに崩壊していく様を通じて、「加害者家族」となった人々の受難を描いた物語だ。 その中で、長男が逮捕された直後に家族が警察に保護され、ホテ…

自然乏しい都会で窮屈に育った子供だった。

「子どもは、自然豊かな田舎でのんびり育てるのが一番いい」 これまでの人生で、何度も耳にした言葉だ。 今はこの意見についての是非を問うつもりはない。地方で子育てをするメリットデメリットについて論じるつもりもない。 ただこういう意見の人から見たら…

いっそ虎になれたら。

臆病な自尊心と尊大な羞恥心。 その言葉に初めて出会ったのは、確か高校一年の現代国語だったと思う。 中島敦の『山月記』の一節だ。 面白いとは感じたけど、その言葉の意味を理解するには当時の私の世界は明る過ぎた。 暗黒の小学校時代を経て、必死に勉強…

雑記ーいじめについて思うこと

いじめについてよく、「いじめられる側にも原因がある」と言う人がいる。私はそれは、ある意味では正しいと思う。「原因」とは、「ある物事や状態を引き起こすきっかけになったこと、出来事」を表す。いじめは、ほんの些細なことがきっかけになる。ちょっと…